警視庁が遺失物情報をインターネットで公開する法案を提出

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警視庁が遺失物の扱いに関して施策についてのリリースを出した。InternetWatchの解説によれば

警察庁は17日、拾得物に関する情報をインターネットで住民に公表することなどを盛り込んだ遺失物法案の提言を公開した。警察庁が設置した民間有識者による「遺失物行政研究会」がまとめた。法案は3月7日に国会に提出しており、現在審議中だ。法制化の目処は未定という。

今回提言された遺失物法案は、都道府県内の拾得物に関する情報を警察庁が集約し、各都道府県ごとにインターネットで公表する仕組みを整えるというものだ。これにより住民は、遺失物をネットで検索できるようになる。

ということだ。

現在の遺失物の取り扱いは、明治33年改正の遺失物法に基づいて行なっているそうだ(昭和33年かと思ったよ・・・、それでも相当古い法律だと思うけど)。あまりにも古い法制度に基づいていたんだなぁ。

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使いやすさ検証済施設

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とある病院の待合室にて。
使いやすさ検証済施設の「日本ユニバーサルデザイン研究機構 認証第2000001号」なんだそうな。番号からすると認証施設の第一号らしい。

ここは新しく作られたフロアで、確かにとても使いやすく作られている。
こんな施設がもっと増えるといいね。

さて、「使いやすさ検証済認証制度」を見てみよう。これは内閣府認証NPO法人日本ユニバーサルデザイン研究機構が認証するもので、以下のような考え方で運営されている。

「使いやすさ検証済」認証制度の基本的な考え方

当機構では、「使いやすい」かどうかを決めるのは、専門家でもガイドラインでもなく、「普通の一般の利用者が使いやすいと感じる」かどうかだと考えます。利用者がどんなことで困っているかをきちんと調べて改善する姿勢が「使いやすさ」への第一歩です。今後ともこのスタンスを貫くことで、利用者側の視点に立ち続けていきたいと考えています。

とても共感できる。

今後はこういう基準はより重視されるようになると思う。何かの施設を作ったり運営されている方は、この認証取得を考えてみるといいかもね。

Windows98/98SE/Meのサポートがいよいよ打ち切りへ

自分がプライベートで使っているパソコンのOSはWindows98SEだ。ついに恐れていた日が目前となったと告知するニュースがITmedia Newsから。

MicrosoftはWindowsユーザーにOSの交代を迫っている。次世代Windows Vistaは旧世代のPCでは対応しきれないかもしれないというのに、Microsoftは今夏でWindows 9Xコードベースのサポートを終了すると発表している。

Windows 98/98 SE/Meを使い続けたい「頑固者」に対し、2006年7月11日をもって一般サポート、テクニカルサポートならびにセキュリティ更新プログラムの提供が打ち切られる。

2002年からたびたび延長されてきたWin9XベースのOSのサポートがいよいよ7月末に打ち切りとなる。これまで、サポート期間が延長されてきたのは、WindowsXPとVISTAのいずれものリリースが遅れたからだ。つまりいよいよVISTAのリリース時期が確定したと言うことだ。Microsoft広報担当は次のように語っている。

その後サポート終了日を2006年6月に延長し、新しい、アップデートされたWindowsに移行するに十分な時間を顧客に提供し、セキュリティとホットフィックスサポートを引き続き受けられるようにした。直近の発表は、Windows 98/MeからWindows XPへの移行を延期あるいは進めていない人々に対する、移行計画を実行に移すための最終通知だ。

なんだか、傲慢と言うか、力ずくと言うか、尊大な感じだ。

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総務省、ナンバーポータビリティに向け特設サイトを開設

総務省が「ナンバーポータビリティ」制の導入に向けて、パソコン向けの案内サイトを立ち上げた。 ナンバーポータビリティ制度は2006年11月1日までに導入される予定となっている。その特設サイトは、なんとも、こう・・・・、素人っぽいと言うか、手作り感が溢れていると言うか・・・。

実際のところ、まだ制度の運用やスケジュールは確実なものにはなっていないようだ。例えば「携帯電話の番号ポータビリティの導入時期」は

平成18年11月1日までには導入される予定です。
具体的な開始日が確定次第掲載いたします。

で、
「手続きの概要」は

詳細は携帯電話事業者で検討中ですが、利用者が新たに契約する携帯電話事業者の販売店で申し込みができ、短時間で受付手続きができるようになる予定です。
手続きの詳細は、確定し次第掲載 いたします

だと。

平成18年11月1日というのも、「予定」と変更の余地を残した説明となっている。

ともあれ、ナンバーポータビリティの導入が待ち遠しい。

googleの凄さ?

仕事で調べものがあり、早速googleで「インターネット、広告」の2語で検索した。その検索結果は・・・・。
kensaku1.JPG
(クリックすると拡大します)

その19番目のリンクは・・・・、え?「この広告は現在無効になっております」?
一体何のことやら?と、このリンクをクリックすると・・・。
kensaku2.JPG
(クリックすると拡大します)

う~ん、こんなものまで検索しちゃうって言うのもなぁ・・・。下手にエラー画面も作れないな。しかも、これはキャッシュじゃないし・・・。

ただし、この画面、誰にでも出るわけではない。パーソナライズド検索なので、同じ検索をしても、人によって出る結果は違うはず。

3G携帯電話へのGPS機能搭載義務化で優位に立つau by KDDI

2007年にも3G携帯電話へのGPS機能の搭載が義務化される見込み・・・・、なんだそうだ。自分は全く知らなかった。これはすでに2004年5月に打ち出されていた方針だったらしい。PSEではないが、これもどのくらいの人が知っているのだろう?

自分が携帯電話を買い換えるとして、重視する要素の一つがGPS機能だ。ポータブルのGPS端末も市販されている。しかし、GPSは通信をベースにしたサービスなので、これが携帯電話の機能であることが理想だろう。au by KDDIのEZナビウォークのCMをみると、いつも「いいなぁ、ほしいなぁ」と思う。そのKDDIのナビゲーションサービスについて、ITmedia+Dは以下のように紹介している。

KDDIが提供するサービスの中でも、他キャリアに対する優位性が高いといわれるのがGPSを使ったナビゲーションサービス。端末ラインアップ、ユーザー数、機能の多彩さなど、他キャリアの追随を簡単には許さないレベルに達している。
(以下の引用は全てITmedia+Dより)

4月に入って、ナビタイムの交通広告(自分の場合は都営新宿線で)を頻繁に目にしていながらも、漫然と「あぁ、ナビゲーションのレベルが進化するんだ・・」程度にしか見ていなかったのだが、このGPS機能の搭載義務化にも関わる広告であったようだ。

そんなKDDIが4月下旬から、ナビタイムジャパンとの協業による「3Dナビ」機能を追加すると発表した。平面の地図表示と周囲の町並みを3Dで表現した立体地図を組み合わせて目的地までのナビを行う新サービスだ。

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牛糞からガソリンやバニリンを生成

なんちゃってエコロジストというかLOHASでBOBOSな自分には、とても素晴らしいと思えるニュースがHOT WIRED JAPANから。

AP通信
東京発――3月3日(日本時間)、エネルギー資源に乏しい日本の科学者が、ガソリンを得るための新たな供給源を発見したと発表した。それはなんとウシの糞だ。

東京農工大学の澁澤栄教授によると、澁澤教授の研究グループは牛糞を高温高圧の状態に置き、牛糞100グラムあたり約1.2グラムのガソリンを作ることに成功した。

大量の糞を処理する負担を軽減できることから、「この新技術は、畜産農家に歓迎されるだろう」と澁澤教授は話す。澁澤教授によると、日本では1年間に約55万1155トンもの牛糞が発生している。

もう1ヶ月も前のニュースだけど、今日までこのニュースを自分は知らなかった。もっと話題になっていいと思うんだけどなぁ・・・。

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ネットリサーチの行く末を案じつつ・・・

ネットリサーチ業界から足を洗いながらも、後に残してきた友人達から情報が入ってきたり、登録しているネットリサーチからのアンケートやリリースを目にしたりしている訳で、やはり興味のある業界であるこちに変わりはない。しかし「これじゃ、だめじゃんっ!!!」と思わされることが多くある。

今日(というかもう昨日だな)、この数年急成長をしているイキのいいネットリサーチ(と言われているが・・・)からアンケートが届いた。↓がそのアンケートの一部だ。さすがにこの小さい画像では文字が読めないが、画像をクリックすると大きい画像がポップアップするので見て欲しい。

cross-sum.jpg

この[SQ7]。一体どういうことなのだろう。「あなたは最近3ヶ月間にアンケート調査や商品モニターに協力したことがありますか。」これは、このネットリサーチ会社のアンケートモニターに送られたアンケートだ。そりゃぁ、アンケートに答えていて当然だ。商品モニターの募集だってこのネットリサーチ会社はやっている。このアンケートのクライアントは「アンケート慣れしていない人に答えて欲しい」という意向なのだろう。その気持ちはわかる。自分もそんなことを言うクライアントを相手に仕事をしたこともあるから、担当者の立場もわかる。しかし、しつこいようだが、これはネットリサーチだ。「ある」が選ばれて当然。回答側でもその意図は恐らく分かるはずで、「ない」を選んで、本調査の対象者に選ばれようとするだろう(本調査に行くと謝礼が増えるからね)。

また、パネル管理がしっかりしているところであれば、対象となる(つまり少なくとも本アンケートと同じ分野のアンケートを答えていない)パネルにだけアンケートを送ることもできるはずだ(実はこれはちょっと意地悪な言い方だ。そんな管理が出来ているネットリサーチは自分の知っている限り1社だけだ。それもそういうシステムを持っているが、そのシステムをちゃんと運用しているかは不明だ。)。

はっきり言うと、これはネットリサーチなのに、街頭の聞き取り調査や住民台帳などを用いたランダムサンプリングと言った手法でなければ意味のない設問だよ・・。ずばりいって、やる価値ないね、このアンケート。対象者が想定した属性の回答者が一人もいないんだから。

こんなバカアンケートを平気でやってしまうネットリサーチのあり方を非常に危惧している。こんなことをやっているから、従来型アンケート偏重主義者が蔓延ってしまうんだ。例えクライアントがそういう無茶を言っても「それは誤っている」「アンケートとして成立しないものは実施できない」と言い切れないネットリサーチ会社に明るい未来はない。クライアントの言うがままの人間ワープロ状態で、価格及びスピード競争の体力勝負になるばかりだ。だから自分はネットリサーチから足を洗ったんだ。

その一方で、ネットリサーチでないとできない調査の領域が年々広がっているのは事実だ。ネットリサーチのメリット/デメリットをわきまえて、調査の内容に応じて手法を選ぶべきであり、単に「安くて早い」という理由でネットリサーチを依頼するクライアントもダメダメ会社だし、それを「言うとおりにやればお金になるから」と無責任なアンケートを実施するネットリサーチ会社もダメダメ会社だ。

ネットリサーチの業界団体や研究所を名乗る機関がこの数年で2つほど設立された(うち一つは実質的に活動停止してるけど)が、こういう現状をどう思っているのかな?問いただしてみたいな。

ニフティのパソコン通信サービスがすべて終了

以前から公式に発表されていたことなので驚きはしないけれど、ちょっと感慨深いニュースがINTERNET Watchから。

ニフティは31日、1987年4月から運営してきた「ワープロ・パソコン通信」サービスを終了する。

自分がニフティのアカウントを取ってから、約10年が経っている。その当時はニフティはまだ「パソコン通信」業者であった。というか、世の中にインターネット言うものがほとんど認知されていない時期だった。いまやパソコン通信にあった機能の全てがインターネット上で実現しており、パソコン通信はその歴史的使命を終えたといえよう。

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オンライン音楽がCD販売減をカバー

ITmedia +D Surveyのリリースから、ちょっと考察を。

オンライン音楽売り上げは向こう5年間で急速に拡大するが、2011年にはまだ従来の音楽メディアが売上高の約3分の2を占めているだろう。市場調査会社のForresterが3月27日、このような調査結果を発表した。

この調査では、欧州ではCDやDVDなどの従来型音楽フォーマットの売り上げが30%減少するが、AppleのiTunes Music Store(iTMS)などのオンラインサービスからのダウンロードがその落ち込みをカバーすると予測している。

この調査を行ったのはForresterだ。

かつて、音楽がデジタルコンテンツとしてダウンロード販売が実現しようとする頃、従来の音楽産業界からはかなりの反発があった。それは、CDなどのパッケージの売上が激減するであろうとの予測に基づくものであり、既得権益の死守という色合いが強かった。

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