ハードディスクの健康状態をHD Tuneでチェックしてみよう

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前エントリのHDDをディスクイメージでバックアップできるEaseUS Todo Backupの通り、ハードディスクのバックアップに際して発生したエラーの原因は、ハードディスク上に不良クラスタがあることでした。

定番のCrystalDishInfoでS.M.A.R.T.を確認すると
・Reallocated Sectors Count(代替処理済みのセクタ数) :1
・Current Pending Sector Count(代替処理保留中のセクタ数) :1
とのこと。
不良セクタは1つだけということのようですが、ここまでは以前から把握していたこと。

本当に1つの不良セクタのせいでバックアップできないの?
他にハードディスクに異常はないの?

ということで、これを機会にHD Tuneでパソコン内蔵のハードディスクの健康診断をしました。

セクタ単位のチェックが出来るフリーソフトがあるとは初めて知りました。
素晴らしい。

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検査の結果はこんな感じで。
日本語化はされていませんが、スペック用語的なことしか書いてないので大丈夫です。

Infoタブ

まず、ここで概況を確認。チェックボックスはフリー版で対応している機能らしい。
有料版では全部にチェックが入っているのではないかな?或いはHDD側の対応の状況なのかな?
HDTuneのInfoタブ

Healthタブ

S.M.A.R.T.の結果を表示しているだけ。
上述の内容は05とC5の行。
軽微だから大丈夫だよ、ということでOKのステータス。
HDTuneのHealthタブ

Error Scanタブ

HDDをスキャンしてセクタの異常などを調べ、その結果を表示してくれるのがこのタブ。
確かに1つだけ不良セクタが検出された。
HDTuneのError Scanタブ

Benchmarkタブ

HD Tuneのもう一つの大事な機能がこれ。HDDのパフォーマンスを計測してくれる。
右側の数字は転送速度やアクセスタイムなど、HDDの基本的なスペックを表示。
かなり遅いけれど、これは異常ではなくてそういうスペックのハードウェアだと思います。古いパソコンだし。

重要なのはグラフ上の青線と黄点。左から右に向かって、HDDの外周から内周へ向かってのデータアクセスの様子を示しています。

青線はデータの転送速度。HDDは外周のほうが移動速度が大きい=read timeが短いので、右肩下がりになります。

黄点はアクセスタイム、つまりデータにアクセスするまでの時間(headの移動時間とか)を示しており、通常は右肩上がりに点が集まります。
健康なHDDは低い位置(つまり早い)に集まって右肩上がりだそうですが、自分の場合はかなりバラけているのが気になります。
もはや右肩上がりにも見えないし、むしろ上の方に黄点がやや多め。
なんでだろう・・・。
一つの不良セクタのせいでこんなになるとは思えないし。
HD TuneのBenchmarkタブ
思い返せば、バックアップでエラーが出始めた(恐らくそのタイミングでHDDに不良セクタができた)時から外付けHDDのドライブレターが認識されなくなる(データ転送中ですら!)という不具合が発生したと記憶しています。
そういう重要な箇所で不良セクタが出来てしまったとか?

ということで

HD Tuneでハードディスクの状態を掴めたので、引き続き対策を考えてみます。

ハードディスクの異常を感じる方はもちろん、現状のHDDの状態が気になる方はHD Tuneを使ってみてはどうでしょうか。

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