パソコンを買って、最初にほしくなるのがオフィススイートのソフトだ。自分の場合も、2000年にパソコンを購入した時に、オフィスソフトを買うか迷っていた。勿論必要ではあったけど、結構な高い価格なので、買う気が湧かなかった。ウィルスバスターとベッキー、ACDSeeしか購入したソフトは持っていなかった。しかもベッキーとACDSeeはその直前まで勤めていた会社にいた時に、仕事のために買ったものだ。
その当時のチャットルーム仲間と「パソコン買ったけどソフトがないよ~」などと話していたら、福岡に住むチャット友達が、「それなら、office2000をあげるよ」と言ってくれた。彼の会社には使っていないMS-office2000がたくさん余っているそうで、それを送ってくれた・・・福岡から。よく考えてみると・・・それは業務上横領か?ともかくそれでただで、かつ違法ではなく、ちゃんとレジストしてofficeソフトを使っている(今年の夏は転職用の履歴書や職務履歴書の作成で使うことが多かったかなぁ。
それが今ではOpenOffice.orgという選択肢が増えた。最初にOpenOffice.orgを知ったのはもう2年程前のことになる。かなり興味をそそられた。オープンソースの概念はあったものの、デファクトスタンダードとなったマイクロソフト製品の互換ソフトを無償で開発・配布するというコンセプトに相当に驚いた。ついOpenOffice.orgユーザー会のメーリングリストにも登録してしまった。
その当時はバージョン1だったものが、現在ではバージョン2となり、機能面・MS-Officeとの互換性が高まり、またより安定度を増したそうだ。
office2000もやや古くなってきたので、数年後には新しいオフィススイートを入手しなければいけないかもしれない。その頃にはOpenOffice.orgの機能も更に高まっているだろうから、きっとOpenOffice.orgを使うんじゃないかな。
そんなOpenOffice.orgのニュースがITproから。
「OpenOffice.orgはこれまでに少なくとも5017万回以上ダウンロードされた。ミラーしているサイトを含めればさらに多くのダウンロードや再配布が行われている」—OpenOffice.org日本ユーザー会が都内で開催した説明会で,OpenOffice.org コミュニティ・マネジャのLouis Suarez-Potts氏はその普及状況を紹介した。
OpenOffice.orgは,オープンソースのオフィス・ソフト。10月20日に新バージョン2.0の英語版が正式公開された。日本語版も10月28日に正式リリースされたばかりだ。
OpenOffice.org 2.0日本語版のリリース記事はこちら。OpenOffice.org 2.0のダウンロード数は予想以上の伸びだ。すごいね。OpenOffice.org 2.0の魅力は
OpenOffice.org 2.0の特徴は,Microsoft Officeとの互換性を向上させたことや,新たにデータベース・ソフト「Base」が加わったことなど。細かな改良を含め,120以上の機能追加や改良があったという。
またデフォルトのファイル・フォーマットとしてXML関連の標準化団体Organization for the Advancement of Structured Information Standards(OASIS)が承認したOpenDocumentフォーマットを採用した。
ということが大きな要因だと思う。パッケージとしての魅力が増した。OpenDocumentフォーマットはJustSystem等も対応の方向であるらしい。
マイクロソフトの寡占状態は市場にとっても、コンシューマーにとってもいいことはないと思う。自分はそのオフィススイートの市場での一つの対抗軸として、OpenOffice.orgにとても期待している。