水木しげるさんの人生訓「幸福の七か条」を読んで

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本日(2015年11月30日)水木しげるさんがお亡くなりになったとのこと。

水木しげるさんと言えば僕にとっては幼稚園か小学生かの頃に大好きだったアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」の人だ。思い返せば、あのオープニングの主題歌を歌っていた熊倉一雄さんもこの10月に亡くなっているんだな。

あの頃に活躍した方たちが亡くなっていく、そういう世代になったってことなだけなので驚くこともないけれど、悲しいなぁ。

実は水木しげるさんには思い入れがあって、しみじみと訃報の記事を見ていたら、水木しげるさんの人生訓「幸福の七か条」なるものが紹介されていた。

これについては全然知らなかったのだけれど、読んでみたらいろいろと身に沁みることがあって。
気持ちの整理的にまとめてみます。

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水木しげるさんの思い出

僕が観ていたゲゲゲの鬼太郎のアニメは多分昭和46年の二度目のアニメ化されたシリーズのはず。まだ小さい子供なのでそれ以上のことは何も知らなかったけれど、小学生の頃に水木しげるさんのことを少しだけ知るようになった。それは戦争に駆りだされて大変な思いをされたということ。でも、その時はそれだけだった。

中学だったか高校だったの頃にもう少し詳しく戦争の時の話を知ることになって、戦場で左腕を失ったとか、軍隊での苦労話とか。片手でも絵が描けるんだ・・・とすごく驚いたっけ。でも、その時もそれだけだった。
そしてゲゲゲの鬼太郎も自分が観ていたアニメがオリジナルなのではなくて、そもそもはもっと怖い感じの漫画だったってことなんかもようやくこの頃に知ったっけ。

その頃って、水木しげるさんがどういう人なのかって話はメディアには出てなかったんじゃないかな(知らなかっただけかも?)。それから何年かして、自叙伝的な作品とかが世に出てきて、妖怪観とか人生観とかを知るようになって、この人に少しずつ興味を持つようになって。

テレビなどで水木しげるさんの人となりを知るこの10年くらいのことかな。テレビに映る水木しげるさんの飄々とした雰囲気が不思議だった。漫画家として成功はしたけれど、ものすごい苦労もしているし(戦争に行ってるんだよ!)、そういうことを忘れるわけでもないけれど、それを引きずる姿を見せることはしない。

僕はなかなかそうはできなくて、引きずっちゃうんだな。過去を思い出してはくよくよと。ダメと自覚はしてるんだけど。

人生訓「幸福の七か条」

で、ようやく本題。

その訃報の記事に著書「水木サンの幸福論」に書かれていた「幸福の七か条」が紹介されていて、かなり心に刺さった。

  • 成功や栄誉や勝ち負けを目的にことを行ってはいけない
  • しないではいられないことをし続けなさい
  • 他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追及すべし
  • 好きの力を信じる
  • 才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ
  • 怠け者になりなさい
  • 目に見えない世界を信じる

この7つは自身の経験から導き出された人生訓とのことだ。何かの受け売りじゃないから響くんだろうな。

自分に照らし合わせてみれば、いくつかはできている。でも、あらかたはできていない。その結果が今の自分の状況になってるんだな・・・と納得の行く訓戒ばかり。
この7つを自分の内部で消化するにはまだ少し時間がかかりそうなので、この人生訓は何度も読み返してみよう。

興味があると言いながら「ゲゲゲの女房」は観なかった。話題のドラマだったのにね。理由は単に自分のライフスタイル的にテレビを見る機会がほとんどなくなっているからってだけなんだけど。観ればよかったかな・・・。

テレビだけじゃなくて本もあまり読まなくなってるんだけど、「水木サンの幸福論」はさっき購入した。久しぶりに本を読むきっかけになるかもしれないし、僕にとって大事な何かが書いてありそうな気がする。アマゾンなのですぐに届くんだろうなと思ったら「通常2~4週間以内に発送」だって。急に売れ始めちゃったのかもね。

参考リンク:水木プロダクション公式サイトげげげ通信

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