Skypeプロトコルがハッキングされた?

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自分の場合は、会社でビジネス用途にのみ使っているSkypeについての、ちょっと不確かな記事がIT media Newsから。その内容は「中国の企業がSkypeのリバースエンジニアリングに成功し、Skypeと通信できるソフトを開発しているという。」というものだ。

この情報は、VoIPをテーマとしたチャーリー・パグリー氏のブログに7月13日付で掲載された。中国の会社にいる友人からSkype経由で電話があり、Skypeプロトコルのリバースエンジニアリングに成功したとの報告を受けたという。

この友人はSkypeを使わずに電話してきたといい、通話は9分で途切れたが、パグリー氏の方からSkypeを使って電話してさらに3分通話したという。最初に話した時にはエコーがかかっていたが、2度目の通話では音質は良かったと同氏。

この記事では「クラッキング」の表現をしているが、ハッキングといった方が正確にイメージが伝わると思うのだけれど・・・。別に破壊活動をするものではないしね。

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この記事を見て思い出すのは、某チャット仲間のことだ。かつて、Odigoというチャットのシステムがあった。いや、実際には今でもあるのだけれど、日本国内ではほとんどユーザがいなくなってしまった。詳しくは::: かえってきたOdigoさん :::を見てもらいたい。2000~2003年頃にはよくこれでコミュニケーションをしていたものだ。そういえば、自分のkiraというハンドルもOdigoで使い出したものだ。

そのチャット仲間に腕利きのSEがいて、彼がOdigoの互換クライアントを作って配布していた。まぁ、昔の話なので、彼のハンドルやサイト、公開していたソフト等については語るのを自粛しよう。正規クライアントで表示される広告が、彼の作った互換クライアントでは表示されないということ以外には、彼の作った互換クライアントが別にOdigoに対して何か被害を与えたり、ということはなかった(広告収入のビジネスモデルだから被害を与えたともいえるが、そもそもその広告なんか見ないんで、大勢に影響はなかっただろう)。しかも、互換クライアントの方が使いやすかったんで、これを使っている仲間が多かった。

Odigoに比べると、Skypeはとても話題になっており、ビジネスとして成功しつつあるシステムであるからか、このIT media Newsの記事では

これがリリースされればSkypeに悪影響を及ぼし、eBayにとってもマイナスになるだろうとパグリー氏は予想している。

と締めくくっている。ユーザとしては、より優れたクライアントがあれば、それを使うだけのことなので、Skype本体を刺激するためにも、その「中国の会社」を応援しちゃうな。

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