書籍全文の「オンラインアクセス権」販売?

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ちょっと気になるサービスをグーグル本社が計画しているらしい、というニュースがINTERNET Watchから。

米Googleは11日、書籍の全文をブラウザで閲覧する権利だけを出版社が販売できるサービスを近く提供するとの情報を、「Google Book Search」ベータ版の出版社向けページ上に掲載した。

Google Book Searchでは、出版社がGoogleに書籍インデックスの許可を与え、それに基づいてGoogleが書籍の全文検索を可能にしている。検索結果では書籍の該当部分だけを表示するにとどめ、米Amazon.comや米Barnesandnoble.comなどのインターネット書店で購入できるリンクを提供している。

kira-ismでも以前のエントリに書いたアマゾン ジャパンの「なか見!検索」と少し似ているが、実は全く違うものだ。「なか見!検索」は、本の中身を少し見せて、本を選びやすく、つまり販売促進に役立てようというものだ。それに対して、「Google Book Search」は、出版社が書籍をブラウザを通してのみ閲覧できる「オンラインアクセス権」を販売できる様にするものだ。つまり、直接に収入源となるものだ。
また、Googleが決済を担当し、代金を出版社側に支払うもので、Google自体も決済(!)で収入を得るものだ。

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このサービスに参加できるのは米国と英国の出版社で、かつGoogle Book Search Partner Program参加企業だけだ。日本でのサービスインはあるのだろうか。

このサービスが開始されれば、Googleはある種の「書籍」を販売するインターネット書店の一種になるため、Amazon.comなどとも競合することになる。

Google対Amazonか・・・。しかも、アメリカ本社同士の直接対決となる。これは、見ものだというか大勝負だ。ビジネスモデルが違うとは言え、書籍を商品とする流通から収入を奪い合うのだ。すごく、気になる!そして、いずれは日本支社同士でもこの対決が見られるのだろうか。楽しみだ。

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