メディアエクスチェンジがライブドアにトップ会談を申し入れ

Sponsored Link

自分にとってはかなり驚きのニュースが2/5付けでIT+PLUSから。

ライブドア子会社のメディアエクスチェンジ(MEX)がライブドアに対し、トップ会談を申し入れていることが4日、明らかになった。MEXの吉村伸社長が6日にも平松庚三ライブドア新社長に会い、今後のグループ戦略について尋ねる。ライブドアは証券取引法違反容疑で幹部が逮捕されており、「親離れ」も視野に入れた子会社の動きが広がってきた。

メディアエクスチェンジは日本発の商用IX(インターネットエクスチェンジ:インターネットのネットワークの相互接続点)だ。そのリーダーである吉村伸さんは、日本のインターネットの黎明期に大きな役割を果たした方だ。その当時(1994~96年頃)はIIJを率いていた。IIJも当時はインターネットの技術的にも文化にも最も影響力があったインターネットプロバイダだった(今ではIIJもすっかり変質してしまったけどね)。あぁ、懐かしいな。ちなみに、自分はその頃に一回だけ吉村さんと電話で話したことがある。とある書籍の刊行において、自分が作った資料がその書籍に転用されることになり、その内容確認の内容だったと記憶している。もう、吉村さんは覚えてないだろうな。

Sponsored Link

そんな吉村さんが率いるMEXがライブドアの資本を受け入れていたとは知らなかった。その事実にとても驚いた。吉村さんはそういうのは拒むと思うんだけどな。どんな事情だったのだろうか。その当時(2005/11/22)のCNET Japanによるライブドアによる買収のリリースを見つけた。

ライブドアは11月22日、インターネットエクスチェンジ(IX)事業などを手がけるメディアエクスチェンジを約60億円で子会社化すると発表した。メディアエクスチェンジの第三者割当増資を引き受けるほか、市場からの株式公開買付(TOB)により、50%以上の株式を取得する。
[CNET Japan]

その当時の背景は

メディアエクスチェンジを子会社化する理由について、ライブドアでは「急激なサービス拡大やユーザー数増加に耐えうる高度なITインフラが必要不可欠になっているため」と説明する。サービスの安定稼動のため、メディアエクスチェンジが持つノウハウや技術を活用したい考えだ。

一方、メディアエクスチェンジはiDC事業の価格競争が激しいことから、付加価値のあるサービスを展開することが急務となっていた。今後はライブドアのウェブ製作技術やシステム運用能力を生かして新たなサービスメニューを開発する。
[CNET Japan]

ということらしい。

どうもこれもライブドアの錬金術的な目的のための買収だったように見える。それはIT+PLUSの以下のコメントによる。

3日に幹部同士で意見交換したが「提携関係を維持するメリットが不透明」(MEX幹部)なため、平松社長に直接問うことにした。

だからMEXからライブドアへのアクションとなったのだろう。こういう提携には吉村さんは嫌がる様な気がする。だから、なんでこんな提携をしたのかちょっと不思議だ。

吉村さん自身のコメントが聞きたいな。

Sponsored Link

1件のコメント

  1. 哲人の相方ブログ2006年2月9日 10:27 AM返信

    インターネット草創期

    訂正です。前回、村川絵梨の映画をルート88と書きましたが、ロード88の誤りでし

    http://oh-my.way-nifty.com/isics/2006/02/post_427a.html

コメントを残す