久々のAMNさんのBloggers Meetingに参加。今回は「WiMAX体験ブロガーイベント ~WiMAXの進化を体感せよ!~」。
以前からWiMAXは気になっていて契約を検討していたこともあり興味津々で参加でしたが、単に興味を満たしてくれる以上の内容でした。
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ミーティングはUQコミュニケーションズ株式会社野坂社長の概要説明から始まり、販売、端末開発、ネットワーク開発の各セクションの方からのプレゼンへ。
技術面では専門的というか難しい内容も多いものの、噛み砕いて説明してくれたので理解しやすかった。
全体に感じたのは「顧客志向が強い」ということ。通信のサービスはシーズ面から考えている様に感じられるものが多い中では好印象。
今後の目標として、2012年にダウンリンク330Mbps、アップリンク112Mbpsの製品のリリースがあるとのこと。これはWiMAX Forum Mobile WiMAX R2.0/IEEE802.16m(と言うものがあることを初めて知りました)の標準化の進捗にも因るのだろうけれど、このスケジュール通りに商品化されたらすごいなぁ。
この速度になると、拙宅の光ファイバーよりも圧倒的に早いので、有線回線は「WiMAXのバックアップ」みたいな存在になるかな。
技術開発の話を背景にしたワールドワイドでの無線通信市場の予測もとても面白かった。自分がこういった話題と関係ある仕事から離れてかなり経つので、以前と全然違う状況になっていることについても驚いたり。
途中のTouch and Tryの際に、野坂社長にいろいろと説明をしていただいた。
会場に置かれたハイスペックなパソコンに繋いでの動作が快適なのは当然のこと。自分はノートパソコン(3年ほど前のモデル)を持ち込んでいたので「この場でこの自分のマシンからWiMAXで接続してみたい」と申し出たところ、なんと!ポケットに入っていたルータを取り出して「では、これに」とのことで、早速接続させていただいた。感動&恐縮・・・。
接続の設定は普通の無線LANと同様でスムース(当たり前か)。接続にかかる動作は早い。そして接続後のパフォーマンスもよい。拙宅の有線環境(回線測定サイトで計測するとダウンリンク20~40Mbps)と体感的に変わらない。
ミーティング冒頭のライブデモで映し出された回線速度で16.5Mbpsが出ていたし、現在のWiMAXの理論値が40Mbpsなので相応の結果だけど、その場で自分のマシンで実験できるとTouch and Tryとしてはかなり満足度が高い。
野坂社長には更にWiMAX内蔵パソコンのTouch and Tryにまでお付き合いいただいた(本当にありがとうございます)。パフォーマンスには全く問題なし。特に印象深かったのは、スリープからの復帰~接続確立までの早さ。ノートブックの蓋を開けてからものの数秒。勿論、パソコン本体のスペックにも因るのだろうけれど、これは非常に快適。
パソコン本体以外に通信端末が不要なことは、それだけでパソコンを持ち歩く上で大きなメリットと自分は考えている。でも、規格が変わる際にはそれはデメリットになる。
将来のWiMAXの上位規格リリース時には、ファームウェアのアップデートは勿論のこととして、対応の内蔵チップに交換できるとよいのだけど、これは難しいかな?
かつてPHSが売り出しだった頃に「全てのノートパソコンにPHSが内蔵されるといいのになー」と僕は思ったけれど、結局技術的・市場的な要因はあるものの全くダメだった。WiMAX及び現存の無線キャリアには頑張ってほしい。無線LANみたいにほぼ全てのパソコンに内蔵となるのは難しそうだけど、常に2~3割位を(WiMAX以外のキャリアを含めて)無線通信チップ内蔵パソコンが占めているといいかな。
別の要件を抜け出して途中から急遽参加された田中会長を含め、UQの皆さんの雰囲気が良かった。単に気さくなだけでなく、利用者の意見を聞く態度、難しい話も分かりやすく伝えようとする努力。
これが社風なのかな。単にハイスペックな技術だけではいいサービスに育たないと僕は思うので、頼もしい感じ。
参加された皆さん、ありがとうございました。
●関連リンク
UQ WiMAX「au データ端末 DATA01」試用レポート1~インストール編
UQ WiMAX「au データ端末 DATA01」試用レポート2~速度計測編
UQ WiMAX「au データ端末 DATA01」試用レポート3~宅内検証編
UQ WiMAX「au データ端末 DATA01」試用レポート4~河川敷で検証編
UQ WiMAX「au データ端末 DATA01」試用レポート5~総括編
●参考リンク
UQコミュニケーションズ株式会社
UQコミュニケーションズ (UQ_WiMAX) on Twitter
WiMAXのクチコミ(つい最近に開設とのこと)