Netscape支持派の自分にはちょっと微妙なインターネットスイートのリリースが、INTERNET Watchから。
Mozilla Foundationからインターネットスイート「Mozilla Suite」の開発を引き継いだSeaMonkey Councilは1月30日、Mozilla Suiteの後継となる「SeaMonkey 1.0」をリリースした。
このSeaMonkeyは日本語版はまだリリースされていない。
さて、なぜMozillaがSeaMonkeyに引き継がれたかということはさておき、その機能・構成を見てみよう。
SeaMonkey 1.0は、Mozilla Suite 1.8のベータ版を引き継いだもの。Webブラウザやメールソフト、IRCチャットクライアントに加え、Webページ作成機能、DOMインスペクタ、 JavaScriptデバッガツールなどの開発者向けツールも含まれている。
自分はこういった「スイート」なアプリケーションパックはあまり必要としていない。Firefoxのようにブラウザ単体で充分だ。インストールするとしたらブラウザとWebオーサリングソフト、IRC チャットクライアント以外はインストールしないだろう。
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機能面では
ブラウザの描画エンジンはGeckoだが、Firefox 1.5に含まれていたのは「Gecko/20051111」であったのに対して、SeaMonkey 1.0では「Gecko/20060130」となっており、若干更新されているようだ。
ということで、「使ってみたい」感がある。
Gekko系ブラウザは、Firefox、Netscape、そしてSeaMonkeyと3つのプロダクトとなったが、どのような意図を持って3つに分かれたのか?機能か?ユーザ層か?正直言ってよく分からないのだが、気になる。
このリリースの画像を見れば分かるが、懐かしのNetscape Communicator(NC4.7だな)のルック&フィールを意識してつくられているようだ。1/30にMozilla Japanから出されたプレスリリースも
SeaMonkey は、先代の Mozilla Application Suite や Netscape Communicator のユーザにお馴染みのルック・アンド・フィールを備えていますが・・・
としている。古いNetscapeユーザとしては何となくうれしい。
一方で、InternetExoploreにも動きがあった。同じくINTERNET Watchは以下の様に報じている。
米Microsoftは1月31日、「Internet Explorer 7 Beta 2 Preview」の公開ベータテストを開始した。同社サイトからダウンロードできる。Windows XP SP2に対応する。
「Windows XP SP2」のみに対応するというのは、これまでのWindowsOSの切捨てなのかな。自分はWindoes98SEユーザなので、このあたりはマイクロソフトに不信感を抱いてしまう。
これに対して、SeaMonkeyはWindows95以降のWindows系OSに全て対応している。そんなことも理由となって、やっぱりGekko系の方に期待してしまうんだな。
IE 7ベータ版に多数のバグ–ユーザーからの報告続出
Internet Explorer 7(IE 7)の最新プレビュー版が公開された直後から、同ブラウザのバグを見つけたという報告が相次いでいる。
MicrosoftがIE 7のテスト版バージョンを公開してからわずか1日しか経過していないが、インターネットのニュースグループやブログには、同ブラウザのバグに関する報告が続々と出始めている。また、あるセキュリティ研究者は、同ブラウザにセキュリティの脆弱性が見つかったと主張している。