新垣隆さんと礒絵里子さんのデュオ・コンサートを聴いてきました。
これは先日のCDアルバム「ロンド~珠玉のヴァイオリン名曲集」発売の記者会見
で発表された全国ツアーの2本めの公演で、会場は東京文化会館の小ホール。
この日(2015年3月30日))は昼と夜の2ステージで、自分は夜の部を楽しんできました。
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席はなんと4列目のステージ正面に座ることができ、お二人の息遣いまで感じられる距離で聴く生音はやはりCDとは違う、深く広がりのある音でした。
新垣さんがかなりノっていてピアノの端々にアレンジを凝らしていて、違う曲のメロディーを差し込んでみたりいろいろやってくる。
それに礒さんが微笑みながらヴァイオリンで応えていく様が楽しそうで、もちろん聴いている方もとても楽しくて。
クラシックのコンサートと言っても、ただただ演奏をしているだけではありません。
合間のお二方のトーク(これが結構楽しい)で曲や演奏の背景などの解説を入れてくれたので、最初から最後まで惹き込まれるように聴き入ることができました。
その曲が作られた時代の文化などを知るとクラシックはより楽しめるものだということを学びました。
学校の音楽の授業ではそういうことは教えてくれなかったね(自分が授業を聞いてなかっただけ?)。
コンサートの終わりには拍手が鳴り止まない盛り上がりでした。
セットリストを最後に書きますが、その中で自分が一番気に入ったのはカルメン幻想曲でした。これまでクラシックはほとんど聴いたことがなかったので、「クラシックでも熱くなる感じの曲ってあるんだな」と新鮮に感じました。
ところで!
クラシックのライブなんて正装していかないといけないような気がしていたのですが、そんなカタイことはなく、もっと気楽に聴きにいっていいものなんだ!ということも知りました・・・!
演奏とは直接は関係ないですが、東京文化会館の椅子の座りやすさも印象的でした。座りやすくてよい姿勢で座れるので疲れることもなく、音楽に集中できました。
実はちょっと前に腰を痛めてしまった自分ですが、その腰の負担も感じることがなかったです。
なお、ホール内は一切の撮影・録音が禁止でした。
これから東京文化会館に行く方はご注意を。
セットリスト
・前半
モンティ:チャルダーシュ
ドヴォルザーク:わが母の教え給いし歌
ドビュッシー:ゴリウォーグのケークウォーク
ドビュッシー:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
・後半
新垣さんによる即興演奏
新垣隆:ロンド
ディニク:ひばり
サン=サーンス:白鳥
ヴィラ=ロボス:黒鳥の歌
新垣隆:哀しい鳥
マスネ:タイスの瞑想曲
サラサーテ:カルメン幻想曲
・アンコール
3曲(曲名は不明・・・)
CDはこちらから
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