前エントリ「OTODUST2でTENORI-ONに燃えた!(前編)」に続き、
OTODUST2のショウの様子をお届けします。
ショウはとにかく楽しく、圧倒されました。
「音楽ガジェット」と言っても、かなりのことが出来るんですねー。
ただ・・・、今回初めて使う撮影機材が多く、私にはトラブル続出・・・。
特に映したいステージのいくつかが全く映せなかったのは残念です。
そんな失敗を笑い飛ばしながらお読みください w
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司会の二人。大きくてかっこいいモトダさんとカワユスな”塩分八割”DJエンパチさんのオープニングトーク。
そしていよいよプレイタイム!
まずはレフトアイさんのDS-10プレイ。DS-10が1台でここまで出来るんですねー!
レフトアイさんのプレイの続きはこちら↓
(勿論悪い意味ではなく)動作が少ない(または小さい)部分も含めて、レフトアイさんのプレイはかつてのYMOを思い出させますね。
どこまでがプログラミングされているのかなど分からないのですが、その場で弾いている部分が多いとしたら、どこまで曲の再現性があるのかなーと思いました。
続いて、ヤマハの杉井技師と西堀さんによる「TENORI-ON開発秘話」。
かなり貴重な対談だと思いますが、敢えてここで公開しちゃいましょう!
更にエンパチさんへの「TENORI-ONチュートリアル」。
前半はまさにエンパチさんに手ほどきを。
後半は西堀さんのデモになっていきます。
この後に福地健太郎さんによるTENORI-OFFのステージに続いて、‘NEMOさんのプレイ。
前述したものと関わるのですが、「曲としての再現性はどれくらいあるのかな」と感じました。
再現性が低い≒インプロビゼイションの比重が高いということでしょうか。
しかしそんなことには関係なく、‘NEMOさんのプレイがとても素晴らしく、すっかり楽しんでしまいました。とにかく聴いてください。
そして、続いて登場したのが、この日のプレイヤーのうち、私の最もお気に入りとなったmionさん。
mionさんがTENORI-ONプレイヤーとして素晴らしいのは、
・曲がメロディアスかつそのメロディーをしっかりと聴かせられている
・エンターテイナーとして魅せ場を心得たパフォーマンスをしている(今回はお客さんとのコラボもあり)
といったところでしょうか。
終盤にTENORI-ONの裏面で「mion」のサインを映したのも楽しかった。こういう楽しみ方ってTENORI-ONの特長なのに、使っている人は他にいなかったのです。
また、激しいビートで観衆に縦ノリを感じさせるよりも、メロディで観衆の体を横に揺らす方が難しいと自分は考えています。
それが実現していたうちの一人がmionさんです。
しかしながら、ここでカメラのバッテリが切れてしまい尻切れになりました(mionさん、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい・・・)。
そのmionさんのプレイはこちら↓
そしてここで本日の目玉でもあった「乗り子アンサンブル」ライブがスタート!
YAMAHAのいまや伝説となった楽器ミブリとこれも噂の楽器ウダーが参加!
まずは1曲目。
コレ以降は、残念なことに私の機材の都合で、携帯電話W52SHでの撮影となり、動画が非常にしょぼくなります(ごめんなさいごめんなさいごめんなさい・・・)
そして2曲目。ミブリが踊りまくります!
引き続き、今回特別参加のウダーとサイレントバイオリンのご紹介。
こういうのを直接聴ける機会はあまりないですよ。
そしてまたまた人気のある「なつみかん」さんのプレイ。TENORI-ONとDS-10を同期させています!
引き続きなつみかんさんのご挨拶。朴訥とした人柄を感じます。
「Are you a musician?」
「No,I’m an engineer!」
が身上の杉山技師にとって、それまで音楽の経験が無く、初めてTENORI-ONを触って音楽を楽しむようになったなつみかんさんは「我が意を得たり!」なプレイヤーのようです。
更に更に引き続き、大御所ヨナオケイシさんが登場。
DS-10でここまでできるのかー!という驚きを与えてくれる方です。サウンド的にはちょっとアクが強めでしょうか。
ライブもよくされているらしいので、好きになちゃった方はWEBサイトをチェック!してくださいね。
後半は演奏後にヨナオケイシさんに呼び上げられた(これも大御所)佐野電磁さんと杉井技師の(「杉井技師は営業でも超一流に違いない」と思わせる)トークなどです。
更に更に更に引き続き、イマイケンタロウさん(エイプリルズ)+Polymoogさん(ELEKTEL)の特別ユニットによるステージ。
ちょっと演奏機材の不具合に見舞われましたが、「演奏する楽しさ」が伝わるステージでした。
残念なことに、これ以降のステージについては機材の都合で録画できませんでした・・・(ごめんなさいごめんなさいごめんなさい・・・)。
この後には、前述のイマイケンタロウさん+Polymoogさんにやはりエイプリルズのイグチミホさん(とてもかわゆい)の3人でエイプリルズの曲を演奏。この日唯一の「バンドサウンド」で、曲調はとってもPOP!
「プレイするって楽しい」感が最も感じられるステージでした。
後日談ですが、私のtwitterのfollowerにエイプリルズのファンがいることが分かり、嬉しいこと。
さて、この日の最後のプレイヤーはRUBYORLAさん。
RUBYORLAさんはDJスタイルでのTENORI-ONプレイを披露。その上、VJまで自分でやってしまうという芸達者。
VJの内容はかなり刺激的な内容で、私はトランス状態に陥りそうになりました・・・。
これこそビデオでお見せしたいものでした。
イベントのシメは、ご存知ジェット☆ダイスケさんとITmediaのガジェット担当?松尾公也さんのトークセッションだったのですが、私は終電の関係でその途中で退席(それなのに乗換えを失敗して終電を逃しましたが・・・)。
と、本エントリでは自分の目に留まったステージのレポートに終始しました。
コレまでの自分のブログのスタイルを変えて、ビジュアルで、私の言葉を介すことなく事実をお伝えしてみようかという実験の意味もありましたが、いかがでしたでしょうか?
いよいよ次のエントリでは、自分の言葉でOTODUST2を斬り、私のイベント観、音楽観、ガジェット観などを語る予定です。
■関連エントリ
kira-ism: OTODUST2でTENORI-ONに燃えた!(前編)
kira-ism: OTODUST2でTENORI-ONに燃えた!(総括編)
kira-ism: DIGITAL CONTENT EXPO 2008 を視察した その2
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‘NEMOさん こんばんわ!
っていうか、あわわわわっ!!
たっ、大変失礼しました!
速攻で動画を公開にいたしました。
自分のマシン上では再生されるので、全く気が付かず・・・。
申し訳ございませんでした。
曲の再現性につきましては、私の書き方が少々乱暴であったかもしれません(書き直しちゃおうかな・・)。
ベースラインというか、ビートとコード進行、サビやAメロがぶれていなければそれで再現されていると思いますし、
その部分を自由に買えて演奏することが「アレンジ」なので、特別に再現性を重視しているわけではありません(佐野元春なんかは全く別の曲みたいに極端にヤっちゃいますよねー)。
単純に「再現性ってどうなんだろう」って思っただけです。
それに、全く即興がない演奏というのもつまらないものだと思います。
それにしても、シーケンスの保存が効かないのは意図的な設計なんですかねぇ・・・。
確かに保存できない方が、クリエイティビティを刺激するとは思いますが、微妙に感じられるプレイヤもいらっしゃるかもしれませんね。
ともあれ、OTODUST2では素敵な演奏をありがとうございました。
折を見て’NEMOさんのライブを「聴きに」+「観に」行かせていただきますね。
今後ともよろしくお願いいたします。
http://kira-ism.seesaa.net/
はじめまして。
オトダスト2でプレイさせていただきました’NEMOです。
貴重なご意見頂戴いたしました。
たしかに曲の再現性は皆無です。
ワタシにとってのtenori-onはインプロビゼーション・マシンという位置づけかもしれません。
シーケンスを組んでも保存が効かないので、その意味ではまさに「演奏」するための「楽器」ですよね。
ともあれ、楽しいイベントでした。
またこんなイベントがあればぜひ参加してみたいです。
#ところで、ワタシのプレイ動画が非公開になってて見られません(;_;)
http://www.bekkoame.ne.jp/i/koikoi33/