ZoiperとはSIPフォンとかソフトフォンと呼ばれるIP電話ソフトウェアで、SIPというプロトコルで電話するソフトウェアです。
詳しくは過去エントリも読んでみてくださいね。
Zoiper | kira-ism
Zoiperはマルチプラットフォームなので、Windowsパソコンでも動作(パソコンで電話を発着信できるのですよ!)します。で、久しぶりにそのパソコン版を立ち上げたら「アップデートしてね」とのアラートが表示されたのでアップデートしたら、ちょっと戸惑ってしまったよというお話です。
備忘録&他のZoiperユーザに共有という感じで、顛末とかコツとかまとめてみます。
FUSION IP-Phone SMARTをパソコンでも使いたい方にもオススメのエントリですよ!
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ちなみに最近は、モバイルIP電話のSIPプロバイダ(≒電話会社)は今年正式サービスインしたスマホの通話料をトコトン安くする | FUSION IP-Phone SMARTをもっぱら使っているのですが、IP-Phone SmartもSIPの規格に沿ったサービスなのでZoiperでIP-Phone Smartを使うこともできるのです。
ただし、IP-Phone Smart純正のSIPクライアントはiOS版とAndroid版しかないので、Windowsパソコン用には以前から使っていたZoiperを今でも使っているという次第です。
インストーラをダウンロード
古いSIPクライアントを立ち上げた時に出てくるアラートをクリックすると移動するダウンロードページでインストーラをダウンロードします。
このページはZoiper本家Zoiper – Free VoIP SIP softphone dialer with voice, video and instant messaging :: Zoiperですね。いつもの日本語サイトと異なります(いつもの日本語サイトはいつもの通りの佇まいで、特にアップデートについては書かれていません)。
ちなみにグーグル翻訳を使ってマルチ言語化されていますが、自分の環境ではちゃんと表示されませんでした・・・。残念。
ともかく、ここでダウンロード。
インストール
ここでちょっとだけトラブルがありました。まぁ気にするほどのことはないのだと思いますが。
- インストーラを起動するとまずはプロトコルの選択。もちろんSIPを選びます。
- ここからが本番。というか、アップデート前の設定情報を引き継いでくれないのですよ!あー不親切。とブツブツ言いながら、user / user@host はSIPアカウントを入力。FUSION IP-Phone SMARTの場合は(多分他のSIPプロバイダでも)要するに付与されている電話番号の頭の050を除いたもの。
passwardはSIPクライアントから付与されたもの、Domain / Outbound proxyはSIPクライアント固有のものです。契約書的なものに書かれているはずです(IP-Phone Smartの場合はSIPドメインというやつ)。そしてNEXT。
- Account Nameは上記のuser + Domainを打ち込みます。そしてNext。
- するとレジスト的な何かの処理で「2分かかるよ」と表示が出ますが、自分の場合は30秒ほどで終了しました。
- で、こんな表示に変わって完了です。複数アカウントで運用したい人は「Add more」からもう一度。「Close」すれば初期画面が表示されて終了です。
- 初期画面はこれのContactsタブですが、キャプチャ的にDialpadを使ってみました。
Settingsタブからいろいろな設定ができますが、基本的に触ることはないと思います。
起きたトラブルとは
自分の場合だけなのかもしれないですが、すべての登録が終わってContactsの画面が表示されたタイミングでハングアップしました。なんの反応もなくなっちゃったのです。タスクマネージャで確認すると、1G近くのメモリと25%ほどのCPUを抱え込んでいました・・・。
まぁWindowsではよくある話なので、躊躇なくタスクマネージャでタスクを殺し、念のためWindowsを再起動!で、普通に動くようになりました。何なんでしょうね・・・・。たまたま偶然に僕の身にだけ起きたアクシデントと考えたいですね。
気になること
Windows版Zoiperの既存ユーザの方はキャプチャを見て、「なにこれ」と思ったかもしれません。見た目が全く変わっていますね。新しくなってインタフェース一新なのかもしれませんが、日本語ローカライズもされていないし、日本語版サイトソフトフォンZoiperにはアップデートとかインターフェイスのことには全く触れられていないし、画像も以前のZoiperが使われていますね・・・。
ということは、日本語版のアップデートのつもりで作業したけれど、Zoiperのアップデータはそもそもオリジナル版を指し示していた、ということですね。そして日本語版はまだ用意されていないということ・・・かな?
旧版で機能的になにか不具合があったかといえば特になかったです。ですが、確かにアップデート後のほうがなんとなく使いやすいですね。英語表示だからちょっと分かりにくいですが。
ということで、ZoiperのWindows版をご利用の方、アップデートしてもしなくても大丈夫とは思うのですが、
・設定情報が引き継がれない
・アップデート時にハングアップするかも(再起動でOK)
・インターフェイスは一新されている
・日本語版じゃない
といった辺りに気をにしつつアップデートしてみてくださいね!