開発が進められているWindows Vistaのバージョン数について、噂がいくつか出回っていたが、MicrosoftのBarry Goffe(Windowsクライアント部門ディレクター)が公式にこれを明らかにした。それは以下のようにまとめられる。
Windows Vista Starter Edition
インドやタイなどの新興市場でのみ、新しいPCにバンドルされる形で販売される。32ビットマシンだけに対応し、同時に動かせるプログラムの数に制限がある。Windows Vista Home Basic Edition
「Windows XP Home Edition」の後継バージョン。新しいセキュリティ機能や検索機能が追加されるが、見映えのするインターフェースやハイエンドのメディア機能は提供されない。Windows Vista Home Premium Edition
一般ユーザー向けのハイエンド製品。Vistaの新しいインターフェースをサポートするほか、Media CenterやTablet PCの諸機能も提供。Windows Vista Business Edition
「Windows XP Professional」の後継バージョン。企業向けOSの主流製品となるほか、小さな企業向けのツール類も含まれるWindows Vista Enterprise Edition
ボリュームライセンス購入企業にのみ提供される。「Business Edition」のすべての機能を含むほか、暗号化やUNIXサービス、仮想マシンなどの諸機能も追加されている。Windows Vista Ultimate Edition
「Enterprise Edition」と「Home Premium Edition」の各機能が組み合わされた最上位製品。
Sponsored Link
「Business」「Enterprise」の2つがビジネス向け、「Home Basic」「Home Premium」「Ultimate」の3つがコンシューマー向けという位置づけだ。「Starter」は、現在タイ、マレーシア、インドネシアなどパソコンやインターネットの新興市場向けに提供されている低価格版「Windows XP Starter Edition」の後継バージョンとみられる。
こんなにたくさんのバージョンを作ることでのコスト負担はないのだろうか?
ともかく、安く、安定していて、そしてセキュアなOSであることを祈ろう。
Sponsored Link