WordPressの高速化(MOファイルのキャッシュ)プラグインMO Cache。
段々使っている方が増えているようですが、一方で効果がないとの声も聞きます。
WordPress をたった3分で3倍高速化する方法 [MO Cache] – カワイイはつくれるでMO Cacheを知る方が多いようです(自分もです w)。
ここでは「インストールするだけ」と紹介されていますが、
MO Cache本来の効果を引き出すためには一般的なプラグインとはちょっと違うインストールをする必要があります。
普通にインストールして有効化するだけではほとんど(全く?)効果が得られません。
実は私もそれで一旦はがっかりしたのですが w
件のブログでは他のプラグインとの組み合わせなどとても分かりやすくかつ詳しく書いてあるのですが、インストールの仕方についてはあっさりなので、ここでまとめてみます。
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とは言っても、MO Cacheの公式ページのinstallationタブの説明(つまり大雑把な和訳)だけですが w。
なぜ普通のインストールではダメなのか
MOファイルは英語で作られているWordPressを多言語化してくれる言語ファイルですが、WordPressがこれを毎度読み込むことによりWordpressの動作が重くなるという面もあります。
そこで、MOファイルをキャッシュして高速化しようと作られたのがMO Cacheです。
しかし、WordPressは仕組み的にMOファイルの読み込みは他のデータよりも先に読み込まれます。
翻訳の準備を先にしているという感じでしょうか。
よって、普通のプラグインとしてMO Cacheをインストールしても、MOファイルが読みこまれた後でキャッシュの手配をしても意味が無い、ということです。
MO CacheはMust Use Pluginsとしてインストールしよう
ということで、MO CacheはMust Use Pluginsとしてインストールする必要があります。
Must Use Pluginsの詳細はこちらをどうぞ。
Must Use Plugins « WordPress Codex
意味合い的には「(通常のプラグインと異なり)他の処理よりも優先的に動作させるプラグイン」という感じでしょうか。
具体的インストールはMO Cacheの公式ページのinstallationタブのRecommended Installationに書かれているようにインストールします。
- Verify that /wp-content/object-cache.php is installed.
- Create /wp-content/mu-plugins directory, if it not exist.
- Upload mo-cache.php to the /wp-content/mu-plugins directory.
- Done! No need to activate.
MO Cacheの公式ページより引用
意味合い的にはこんな感じでしょうか。
- まずは普通にインストール(アップロード)
- /wp-content/ に object-cache.php がインストールされていることを確認
- /wp-content/mu-plugins ディレクトリが作られていることを確認(なければ作成)
- /wp-content/mu-plugins に mo-cache.php をアップロード
wp-contentの中はこんな感じになります。
以上でOKです。
Must Use Pluginsとしてインストールした場合、有効化する必要はありません。
MO Cacheは他のキャッシュ関連のプラグインと組み合わせて使うことが必要です
その説明は(すでに読まれている方が多いと思いますが)WordPress をたった3分で3倍高速化する方法 [MO Cache] – カワイイはつくれるで詳しくされています。
ここで解説されていたMo Cacheと併せて使うプラグインの選び方やもろもろの設定こそ、自分では調べ切れないことだなぁと思います。
ありがたいことです。
で、Mo CacheをMust Use Pluginsとしてインストールし直すことで、自分の環境ではかなりの効果がありました。
お試しあれ。
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