調査として内容・結論に納得できない記事がロイターから。
[ロンドン 19日 ロイター] 車を運転しながら歌を歌うと、沈黙しているより、集中力が増し、居眠りしにくくなる傾向があるそうだ。19日、発表された研究結果で明らかになった。
しかし、過剰にハイになる曲や複雑なリズムの曲は逆効果で、注意が道路状況から離れてしまうという。
そりゃぁ、自分の好きな曲を聞いたり、歌ったりしたら気分はいいだろう。ただそれだけのことかと思うのだが、記事は更に以下のように続く。
調査はプリヴィレッジ・インシュアランス社の依頼で、1780人を対象に実施したもの。4年以上事故を起こしていない「安全な運転手」の63%が、運転中に音楽を聴くと気分が落ち着く、と回答した。
音楽で集中力が増すと答えたのは4分の1以下だった。
Sponsored Link
つまり、生理学的に実証された、ということではなく、約2000人の感想がそうだったというだけのことである。「運転中に音楽を聴くと気分が落ち着く」というのも、改めて知る新事実でもないだろう。これは研究結果ではなく、単にアンケート結果でしかないのではないか。それも多くの人が既に実感しているであろうことだ。また、好きな曲よいっても、極端な大音量で聞いていればむしろ危険度は増すだろう。
これは「研究結果」としてリリースする内容ではない、と思う。では、これを読んだ皆さんはどう思ったかな?
Sponsored Link