昨日、「毎日jp」がtwitterの利用を開始したとの記事をITmedia Newsで見かけた。
毎日jpがTwitter開始 記事に投稿ボタンも – ITmedia News
毎日新聞社は6月26日、Twitterの利用を始めた。「毎日jp」に掲載したほぼすべての記事に、Twitter投稿ボタンを設置。注目記事を紹介するTwitterアカウントも開設した。
(via ITmedia News)
この記事の内容にいろいろと疑問を感じた。そこで「毎日jp」のtwitterのアカウント(@mainichijpedit)を見たところ、とても不快に感じた。
そのことをぽつりとtwitterでつぶやいたところ、いつも舌鋒鋭い@okanoさんと会話が弾んだので、それをベースに自分の考えを整理してみた。
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事の発端となった前述のITmedia Newsの記述で気になったのは以下の2点だ。
●Twitter投稿ボタンを設置。
●注目記事を紹介するTwitterアカウントも開設した。
つまり、
twitterのアカウントを新たにチャンネルとして持つことなどは別段珍しいことじゃない(むしろ情報発信するメディアであれば当然)し、
twitter投稿ボタンなんてこのkira-ismでさえ付けているよ(しかも手作り)。
しかも、そんな瑣末なことをITmedia Newsという有力なIT情報ポータルでことさらに取り上げるべきことなのだろうか?
ということが自分の思ったことだ。
更に突っ込んで@mainichijpeditのつぶやきを見ると、それ自体もちょっとおかしい。
そのつぶやきの形式は「一言+個別記事URL」の形式だが、その一言に「何についての記事なのかの情報がない」ので、リンクをクリックするまで何についての記事が分からない。
そんな一言の内容で毎日jpサイトへのアクセスを増やす効果があるとは思えないし、「不親切だな・・・」という残念感も強い。
つまり、やっていることは結局毎日jp – 毎日新聞のニュース・情報サイトの記事の垂れ流しであること・・・つまりRSSbotでしかないのに、肝心のRSSとしての機能が不全(見出し機能がダメ)だ。
そして、本当に毎日jpの記事が必要な人はRSSで見るのではないだろうか?という疑問。
その「一言」が中の人の「記事への感想」になっているのは親近感を沸かせる意図がありそうだが、何についての記事かが分からなければ親近感など持ちようもない。「何言ってんの?」としか感じられない。
好意的に捉えると、「ある意味で衝撃的」な「ゆるふわ実況」で登場した@asahiや、twitter-erからの愛され感の高い
@yahoo_shoppingを意識しているのかなとも感じられる。
しかし、そこまで書き手の個性は滲み出ていないし、「見出し」でそれを表現するのも難しいことだと思う。
なお、自分は@asahiの「ゆるふわ実況」を見ていたのだが、その後@asahiは完全にRSSbot(形式は、記事見出しそのまま+URL)になったので、自分にとっては不要となったのでリムーブした。
そして、とても不愉快に感じたのは、毎日jpラボ:毎日jpTwitter – 毎日jp(毎日新聞)に書かれている@mainichijpeditの運営についての方針だ。
毎日jp公式Twitterは、毎日jp編集部のメンバーが運用しています。お送りいただいたコメントは、編集の参考にさせていただきますが、返信はいたしませんので、あらかじめご了承下さい。
この態度じゃ、ほとんどのtwitter-erの支持は得られないだろうね。@mainichijpeditを単にRSSbotとしてしか考えていないのがよく分かる。
それならば、@asahiの様に記事タイトル+URLの単純なRSSbotに徹した方が得策だと思う。
——
ということを@okanoさんとの会話で思った。
参考までに、ここに@okanoと@kira88のつぶやきログを残しておくので、是非読んでみてほしい。
以上、きつい書き方をしてしまったが、毎日jpが使っているこの「つぶやくボタン」はかわいらしくて好きだな。
●参考リンク プレスリリース:毎日jp編集部のTwitterを開設(2009/6/26)
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Twitterの企業利用に関する人様の記事を拝見して そして、とても不愉快に感じたのは、毎日jpラボ:毎日jpTwitter – 毎日jp(毎日新聞)に書かれている@mainichijpeditの運営についての方針だ。 毎日jp公式Twitterは、毎日jp編集部のメンバーが運用しています。お送り
http://d.hatena.ne.jp/hrkt0115311/20090707/1246917374