「一つの時代の終わりだなぁ・・・」と少し感慨深くなるニュースがINTERNET Watchより。
ニフティは16日、「ワープロ・パソコン通信サービス」を段階的に終了すると発表した。
NIFTYからのニュースリリースはここ。終了するサービスやその代替サービス、スケジュール等はここ。
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実は自分自身もNIFTYユーザだ。入会してから丸9年経っている。入会のきっかけは、仕事でNIFTYやPC-VAN(現在はBIGLOBEに統合)、People等のパソコン通信を使っており、自分でも使いたい、と思ったことがきっかけである。中でもNIFTYが(比較すれば)最も使いやすいと感じたからだ。
1999~2003年頃が一番よく使ってたな。「チャットルーム」というサービスでは、沢山の友達ができた。オフ会でリアルに会った人もいるし、リアルに友達となっている人もいる。一方で、ネット上でしか会話をしたことのない友人もいる。あぁ、オフ会で出会っていきなり結婚しちゃった友人もいるな。もちろん2人は今でも幸せに暮らしている。
だが、現在の僕はNIFTYはサブのプロバイダーとして使っている。2003年に引っ越した先が所謂インターネットマンションで、ぷららを使うことが前提となったからだ。NIFTYのメールアドレスは単純な英数字の組み合わせなので今後スパムも多くなるだろうな・・などの予想もあった。だがそこで解約をしなかったのは、NIFTYで出会って、NIFTY以外に僕との連絡手段のない人もいるからだ。そこで250円/月の最も安価なコースにして今日まで使っている。まぁそんな人全員に新しいメールアドレスを教えて退会しちゃおうかな・・・とも最近は考えることもある。別に難しいことでもないしね。
パソコン通信とインターネットの違いは、通信プロトコルやネットワークの構成や、そしてカルチャーなど明確にある。だがかつては、端末が同じパソコンだってことで同一視する人も多かったなぁ。残念なことは、NIFTYがそのコンテンツ・加入者等の資産をインターネットにうまく引き継ぎきれなかったことだ。そのパソコン通信の最大手が(インターネット化の波に乗り遅れて苦労しながら)ついにパソコン通信サービスを全て終えると決めたんだ。パソコン通信はその歴史的意義を全うしたといえるな。これは一つの通信プロトコルがその役割を終えたというだけでなく、カルチャー・コミュニティの終焉でもあるんだな。
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