「落ち着くところに落ち着いたな」という感じのニュースをIT+PULSから。
松下電器産業がジャストシステム(徳島市)のワープロソフト「一太郎」などで特許権を侵害されたとして製造・販売の差し止めなどを求めた訴訟で、松下は 11日、特許を無効として請求を退けた先月30日の知的財産高裁判決について、上告しない方針を明らかにした。上告期限は14日で、ジャスト側の逆転勝訴が確定する見通し。
こんな普遍的なテクニックを特許として訴えること自体が自分には理解できない。松下電器産業がこの方法を使う前にマイクロソフトが既に使っていたとの話もある。マイクロソフトが訴えるならともかく、松下電器産業が訴えることには非常に違和感を覚えた。自分の友人に聞いてみても「何でかねぇ?」と皆、疑問に思っていたそうだ。
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知財高裁が判決理由で特許権の間接侵害に関する司法判断を示したことなどから、松下は「当社の主張が一部認められた点は評価できるので、今回の判決を受け入れることにした」(広報グループ)としている。
訴えてはみたものの、世間(=ユーザー)からの批判的な声に振り上げた手を下ろしかねていたところにこの判決。松下電器産業もこれで引っ込みどころが見つかったというところだろうか。
ちなみに数日前にこの判決が出てから、ジャストシステムの株はかなり値を上げた。松下電器産業の上告断念で判決確定となり、おそらく明日はジャストシステムの株は急騰するんじゃないかな。
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