「今更、その機能は必要なの?」という記事をINTERNET Watchからご紹介。
米Microsoftは2日、2006年後半のリリースを予定している「Office 12」(開発コード名)で、PDF形式の出力をサポートすることを明らかにした。Windows版、Mac OS X版ともにPDF形式のファイル出力機能を搭載するという。
Office製品開発部門のSteven Sinofsky副社長によると、Word、PowerPoint、Excel、Access、InfoPath、Publisher、Visioにおいて、「名前を付けて保存」でPDF形式のファイル出力が可能になる。
ドキュメントをPDFファイルに変換するソフトウェアはAdobeのAcrobatが代表的というか、本家本元だ。しかし「Windows版 Adobe Acrobat 7.0 Professional 日本語版」がダウンロード販売で54800円とかなり高価だ。
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そのためか、現在でも多くのフリーのPDF変換ソフトがリリースされている。自分の場合は、以前はPrimoPDFを使っていたが、現在はpdfFactoryを使っている(PrimoPDFは非常に使いやすかったのだが、バージョンが2.0に上がったら自分のマシンでは動作しなくなってしまい、その代役としてpdfFactoryを使い始めた)。多機能なクセロPDFのユーザーも多いようだ(これも自分のマシンでは動作が不安定・・・)。
Acrobatよりもずっと安価な市販ソフトもいくつもリリースされている。
いずれのPDF変換ソフトもプリンタドライバとして機能し、普通にプリントする感覚でPDFファイルが生成される。Acrobatとその他のソフトとの主な違いは、コピーガードやしおり機能等付加的な機能の有無だ。ちょっと古いソフトでは画質が悪いものもあった(名前は出せないな)が、最近のソフトであればどれも結構いい画質だ。
さて、そういう状況でOfficeがネイティブでPDFに対応しても、ありがたみがあんまりないなぁ。実際、
(MS-Office12は)「Adobe DRM」やパスワードシステムはサポートしない
そうだ。であれば、フリーのソフトで充分じゃないかな。PDFの機能をフルサポートしないのならば、MS-officeにはPDF変換機能を持つことよりも、少しでも価格を安くすることに注力してほしいと、自分は思う。
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