「Touch Diamondで考えるスマートフォンの未来」に参加しました

Sponsored Link

「Touch Diamondで考えるスマートフォンの未来」に参加しました。

■日時:2008年11月12日
■協賛:マイクロソフト株式会社
■協力:HTC Nippon 株式会社
■運営:アジャイルメディア・ネットワーク株式会社(AMN)

タイトル

「Touch Diamond」の詳細なスペック等はこちらを参照のこと。

「Touch Diamond」の直接の競合としてはiPhoneか・・、いや、そんなに単純な図式で捉えていいのかなぁ、等と考えながら席に着きました。

目の前のテーブルには二人に一台くらいの数のTouch Diamondが置かれており、自分も端末を触りながらブロガーズミーティングのスタートを待ちました。

Sponsored Link

第一部はマイクロソフトの越川さんによるプレゼン。Touch DiamondのOSはWindowsMobile6.1であり、今後のモバイル端末への普及戦略などに興味があった。

越川さん
マイクロソフトの越川さん(若い!)

■そもそもスマートフォンって何?
プレゼンの前提となるお話からスタート。スマートフォンの定義は勿論、各人の持つイメージもばらばらなので、ここではモバイルコンピューティング推進コンソーシアムの定義にしたがって話が進められた。それは

利用者が汎用的なオペレーションシステム上で、アプリケーションを自由に追加して拡張機能やカスタマイズが出来る携帯電話及びPHS

というものだ。

■モバイル(端末)市場の環境
以下の要因のそれぞれで競争が激化している
・ネットワークの高速化/低廉化
・端末の多機能/多様化
・サービスの多様化(インターネットを介してのサービスの開発)
・料金の低廉化・定額化

■モバイルユーザのニーズの多様化
マイクロソフトのパートナー事業者・消費者ともに多様化・複雑化しており「一貫性ある汎用プラットフオームへの期待」が期待されている。それに対して、広範なプロダクト・サービスを持っているマイクロソフトが提案している解がWindowsMobile6だ。
→この部分への対応がマイクロソフトにとって非常に重要になっている

■プラットホーム戦略
前述の通り、マイクロソフトはその豊富な資産をベースに、
・シナリオ(各コンシューマ向けサービス・プロダクト)
・ITインフラ(Exchange Server、SQL Server)
・開発ツール(Visual Studio、Silverlight、.net)
・パートナー(充実したパートナープログラム、18,000以上のアプリケーション)
の各場面に事業を展開している

■WindowsMobile6.1とは
この辺のプレゼンにはあまり興味の沸く話はなかった。「当たり前でしょう」とか「前からそれはテーマだったけどいまだに実現してないでしょ」ということの羅列であった。簡単に纏めると以下の通り。
・操作性の向上
・メッセージング
・セキュリティと管理

ここで越川さんは、「個人的な見解として」のWindowsMobileと某社のOSとの比較を図示してくれた。
こちらはWindowsMobileの特長(上2段はユーザの、3段目は企業管理者の、4段目は開発者のメリット)。

比較アイコン

こちらは上記の項目からWindowsMobileの方が勝っている項目をピックアップしたもの。越川さんは「主に業務用とに近いところで優位に立っていると感じている」とのことであった。

比較2アイコン

今回のWindowsMobileの開発に当たっては、アメリカにあった開発部隊をかなりの規模で調布に連れてきて、日本独特のカルチャーやニーズをなどを研究しながら開発したとのこと。その初めてのプロダクトがTouch Diamondであるということで、かなり力が入っているらしい。

WinMobile

■マイクロソフトが目指す世界観
テーマは「Windows life without walls.」。
具体的には、以下の各ブランド(プロダクト)をシームレスに繋げるイメージということのよう。

・WindowsVistaーーつまりソフトウェア
・WindowsLiveーーつまりサービス
・WindowsMobile--つまりデバイス

それをPhotpSharingとして具体化しているプロダクトがWindows Live SkyDriveだ。これはLivemeshの機能を日本が独自先行してリリースしたものだ。

フォトシェアリング

そして第二部にはHTCの田中さんから端末についての説明。

■HTCの紹介
HTCという企業、ブランドが日本国内でまだまだ浸透していないことが気にかかる様子。アジアの企業ランキングで軒並み上位に名を連ねる優良企業であるとのこと。ポイントは、
・HTCはもともと「HighTecComputing」の略称であった
・事業内容は高機能なスマートフォン・PDAの設計・製造・マーケティングに特化している
・昨年まではOEM中心であったが(なんと!あのPalmもHTC製)、遂に独自ブランドの商品を出すようになった。

■Touch Diamondの紹介
Touch Diamondの主要なコンセプトは
・not too big,not too small
・日本では片手で操作できることが重要(通勤電車で立ちながらの使用時など)
・メタルフレームがしっかりとボディを包み、高剛性を確保
・キャリアのメールに対応(アカウントは7つまで)
・パソコンとの同期
・充実のインターネットアクセス
など。

Real to Lifeと名づけられたインターフェイスは、名詞管理は名刺入れをめくるような、メールは封筒から便箋を出すようなビジュアル。これは誇らしげに語られたが、自分としては「過剰な演出でしかなく、使いにくいよ」と感じた。

■Touch Diamond(つまりHTC)が日本の携帯電話市場に与える影響
以下が主な影響となるであろう。
・同じ端末が複数のキャリアからリリースされること(これまで日本ではありえなかったこと)
・オープンかつグローバルな競争原理が日本市場にも創出される
・端末の買い替えサイクルの長期化(端末の陳腐化を買い替えで防ぐのではなく、アプリケーションの提供で防ぐ)

これについては、コンシューマにとって吉と出るか凶と出るか、自分としては予測しかねている。おそらくはいい方向に向くと思うのだけれど・・・。

■iPhoneとの比較
この話が、やはり会場が一番盛り上がった部分である。

おそらくは営業のリーダーと思われるかなりノリのよい男性にここでバトンタッチで壇上へ。

以前に参加したTouch Diamondの発表レセプションでのtouch&tryで疑問に思っていたことの多くが、ここで氷解した。

何よりも問題だと思っていたのが、タッチパネルの反応の悪さ。しかしこれはiPhoneに慣れてしまったが故のことであった。
具体的にはiPhoneが静電式であるのに対して、Touch Diamondは感圧式であったということ。

静電式のiPhoneと同じように軽いタッチで操作をしようとしていたから、思い通りに反応してくれなかったのだ。ぐっと押し込む感じ操作すると確かにさくさくと動いた。このため
・爪の先でも操作できる
・手袋をしたまま操作できる

など、気が付かないメリットがあった!

とは言え、これでOK!とは自分は思っていない。タッチパネルの方式の違いは積極的に説明しないと「反応悪いなー」と思われてしまうだけであろう。
また、感圧式ではあるが、もっと軽いタッチで反応するようにチューニングしてほしい。タッチパネルを強く押し込むというのはなんとなく戸惑いがある。全般に付属のスタイラスで操作した方がきびきびと操作できた。これでは「手袋をしたままでも操作できる」というメリットがメリットでなくなってしまう。

最後の質疑応答で、自分は一つ質問をした。

コンシューマ向けの市場を開拓していくにしては、カラーが黒のみというのはいががなものか?これからカラーバリエーションは増やさないのか?

と問うたところ

今後増やしていく予定だ。

とのことだったけど、本当はそんなこと考えてもいなかったんじゃないかなぁ・・と感じた。
ついでにマーケティング的な意味も込めてか。司会の徳力さんが「何色がいい?」の簡易アンケートをしてくれたが、僕の好きな赤は非常に挙手した方が少なかった・・・。

今回は、一人に一台とはいかなかったが、それでもじっくりと端末を触れたのが非常によかった。
そこで思った点を最後に列挙する。

○よかったこと
・手になじむサイズ、材質
・アプリケーションの提供で端末の陳腐化を防ぐという姿勢
・フルキーボードがついても意外とコンパクト

×悪かったこと
・これまでにタッチパネルの方式がiPhoneと異なることがほとんどアナウンスされていなかったこと
・タッチパネルの感度が低い(強く押す必要がある)
・様々なアイコンや画面の遷移などが非常に分かりにくい(これはソフトウェアアップデートで改善されるのではないかな)
・直感的・片手で操作などと謳っている割に分かりにくいUI(例:画面の拡大は拡大したい箇所で円を描くなど。これもソフトウェアアップデートで改善されるのではないかな。)
・結局、スタイラスを使うのが一番操作しやすいこと(これは深刻な問題だと思う)
・カメラのシャッター音がやたらと大きいこと(致命的な問題ではないけれど)

Touch Diamond1

Touch Diamond2

以上!また長文になってしまいました。
Touch Diamondの実機を触った感想など、もっとお聞きになりたい方はご連絡くださいね。

Sponsored Link

3件のコメント

  1. Macと愛猫2009年2月12日 3:03 PM返信


    [iPhone]iPhoneアプリ「田中さん」

    買っちまった。 115円。 このおかしさは是非ともiTunes App Storeで確認してほしい。 ↓注意!iTunesが立ち上がります http://itunes.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewSoftware?id=304302266&mt=8 まず、アイコンと絵が変。 次に、説明が変。 さらに、25.4MBと

    http://d.hatena.ne.jp/Lingurin/20090212/1234418558

  2. ジャンクワードの森2008年11月17日 6:21 PM返信


    「Touch Diamondと考えるスマートフォンの未来」に行ってきました

    ちょっとレポートが遅くなってしまいましたが、2008年11月…

    http://blog.junkword.net/2008/11/touch-diamond.html

  3. ちわわのまま2008年11月15日 1:42 AM返信


    「Touch Diamondと考えるスマートフォンの未来」 AMNブロガーミーティングに参加してきました

    昨夜は、赤坂にあるマイクロソフト株式会社さんにお邪魔して、Windows Mob

    http://chiwamama.com/2008/11/touch-diamond-7.html

コメントを残す

CaptchaCaptcha Reload